この記事では、 免疫をつける食べ物で子供でも食べやすいものと、レシピと生活上のテクニックについてまとめています。
ウイルスや菌の影響をいちばん受けやすいとされるのは、子供と高齢者です。
子供はまだ小さいうちは気道や免疫系が未発達なため、感染のリスクが高いというのが理由の一つです。
普段の生活で気を付けることって何かある?
うちの子好き嫌いが多くて、
食べてくれないの…( ;∀;)
そのような悩みに、今回は子供の免疫力アップのための生活スタイルと、子供が好むレシピのオススメを紹介します!
大人と子供で免疫力に違いはある?
一般的に子供は大人よりも免疫力が低いとされています。
人は赤ちゃんの頃からいろんな菌やウイルスを体に取り込んで、抵抗力がついていきます。
赤ちゃんが生まれた時にママの持つ免疫をもらうことを「母子免疫」と言います。
この時赤ちゃんに渡されるのは「IgA(免疫グロブリンA)」と「IgG(免疫グロブリンG)」という抗体です。
- 胎盤を通して赤ちゃんに移行する
- 細菌やウイルスに対する免疫機能をもつ
- ママが感染した病気によるもの
- 母乳(特に赤ちゃんが生後5日前後の初乳)に多く含まれる
- 口、鼻、消化管など粘膜で覆われた部分をを細菌やウイルスの感染から守る
この母子免疫には効果の期限があり、一般的には生後6ヶ月までと言われています。
生後6ヶ月以上経つと、ママからもらった免疫力が低下してきてしまうので、予防接種でたくさんワクチンを打ったりしますね。
また、赤ちゃん本人も舐める行為で細菌やウイルスを取り込み、免疫力をつけていきます。
それでも子供は感染の経験が少なく、まだ獲得した免疫が少ないため感染症にかかりやすいと言われています。
免疫をつける食べ物で子供に効果的なのは?
体の中で最も免疫に関わるのは腸です。
食事で免疫力を高めるには、腸内環境を整えることを意識しましょう。
- 発酵食品
- 食物繊維
- オリゴ糖
この3つを意識して摂るようにしましょう。
発酵食品は腸内の善玉菌を助け、便秘や肌荒れなどの原因になる悪玉菌を抑制する整腸作用があります。
さらに発酵食品に含まれる微生物が免疫細胞を活性化するとも言われています。
食物繊維とオリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになります。
<代表的な発酵食品>
納豆、ヨーグルト、キムチ、ぬか漬け、チーズ、甘酒など
<食物繊維を多く含む食品>
野菜類(ごぼう、オクラ、枝豆、ブロッコリー、カボチャなど)、果物、キノコ類、海藻、乾物、豆類、こんにゃくなど
<オリゴ糖を多く含む食品>
野菜類(アスパラガス、玉ねぎ、キャベツ、ごぼう、じゃがいも、大根)、バナナ、大豆
( ;∀;)
ここに挙げられた野菜はほとんどダメ…
野菜の「苦味」や「酸味」は毒や腐敗物の存在を知らせる味でもあります。
なので子供は本能的に苦かったり酸っぱい野菜を「危険なもの」と認識して、拒絶しているとも言われています。
ちゃんと理由があるんだね。
野菜嫌いな子供に無理強いするとストレスになり、かえって免疫に悪影響を及ぼします。
絶対その野菜を食べないと免疫に影響する、というものはありませんので、子供が食べる気になるまで待ちましょう。
免疫力を高める子供の生活テクニック3つ!
次に、食生活以外で気を付けたい子供の免疫力アップためのポイントをご紹介致します。
- たくさん遊ぶ
- 冷房・暖房に頼りすぎない
- 叱りすぎない
1.たくさん遊ぶ
免疫力を高めるには体温を上げるのが効果的です。
たくさん遊んで体を動かせば体温アップにつながります。
体温には免疫力だけでなく、血液を循環させたりエネルギーを生み出したり体の機能に欠かせない重要な役割があります。
昼間体を動かして疲れたらよく眠れるので、自律神経もリラックスし免疫機能にとっていいことづくめです。
ぜひ毎日親子一緒に体を動かす時間を作りましょう。
室内でもできる子供向けの運動方法についてはこちら↓の記事にまとめています。
2.冷房・暖房に頼りすぎない
人体には体温を調節する機能が備わっています。
寒い時には熱を発生させて体を温め、暑い時には汗をかいて体温を下げます。
ですが、夏にクーラーを効かせすぎたり、冬は厚着をして暖房のきいた部屋にばかりいると、次第にその体温調節機能が低下していきます。
暑がったり寒がっているからといって冷暖房や服装で解決しようとせず、子供の体温をコントロールする力に任せてみましょう。
そうすることで自律神経が整い、免疫力を高めることにもつながります。
3.叱りすぎない
ストレスが免疫システムに影響するのは大人も子供も同じです。
子供にとって一番の重要人物のママが毎日叱ってばかりいると、ストレスにより自律神経に乱れが生じます。
今は子供も何かとストレスの多い環境で生きています。
叱る時はビシッと叱ることも必要ですが、子供のストレスの溜まり具合も普段から気を付けてあげましょう。
免疫力を高めるメニュー3選!子供はおやつで栄養補給!
免疫力を高めるには栄養バランスを良くすることも大事です。
毎日の食事のおかずの品を一品増やすと、摂れる食材が増えるので自然と栄養バランスも整います。
しかしまだ体の小さい子供は一度に食べられる量が決まっています。
なので、おやつを利用して足りない栄養を補給するのがオススメです^^
材料4つ!甘くてもちもちなパンケーキ
<材料 (3枚)>
ホットケーキミックス 100g
バナナ 1本(100g)
ヨーグルト 大さじ4杯
バター(マーガリン) 適量
<作り方>
- バナナをつぶして、ヨーグルトと混ぜます。
- ①にホットケーキミックスを入れてよくまぜます。
- 熱したフライパンにバターを入れ、②の液を丸く盛るようなかんじに流しいれて焼きます。
- フツフツと泡が出てきたら、ひっくり返して焼けば出来上がりです。
(出典元:COOKPAD「バナナとヨーグルトで✾もちふわパンケーキ 」)
親子で作って楽しい!食物繊維の塊クッキー
<材料(天板1枚分)>
ごぼう(火を通したもの)100g
薄力粉 50g
片栗粉 50g
ブラウンシュガー(又砂糖) 20g
オリーブオイル(又サラダ油)20g
水(生地がまとまらない場合のみ)小さじ1~2
<作り方>
- ごぼうはレンジ根菜機能を使いチンして柔らかくしておきます。または茹でるか、蒸しておきます。
- 火を通したごぼうをみじん切りにします。
- ボールに材料全てをいれ、手ですりあわせるように混ぜます。
- 生地がまとまればOK。ぱさつくようなら水小さじ1~2足して生地をまとめます。
- 生地を丸め、手のひらでぎゅっとつぶして、フォークでピケします。
- 予熱した170度のオーブンで20~25分くらいじっくり焼きます。ゴボウの水分はしっかり飛ばしてください。
(出典元:COOKPAD「卵・乳なし☆ごぼうクッキー」)
野菜嫌い対応☆免疫力upスムージー
<材料 (1人分(250ml))>
小松菜 1株
りんご 1/2個
バナナ 1/2本
牛乳 50ml
<作り方>
- こまつなは根元を除き、ざく切りにします。
- りんごは皮をむき、芯を除いて一口大にカットします。
- バナナは皮をむき、一口大にカットします。
- ミキサーに、1、2、3の順に入れ、牛乳を加えてふたをし30秒ほど回します。
(出典元:COOKPAD「小松菜+りんご+バナナ+牛乳のスムージー」)
子供の免疫力を高めるためにママが日々できることは?
今回は、免疫をつける食べ物で子供でも食べやすいものと、レシピと生活上のテクニックについてまとめていきました。
子供はまだ免疫システムができあがっていないため、大人より菌やウイルスに対する抵抗力がありません。
普段の生活で免疫力を上げて、病気に負けない子供に育てましょう!