この記事では、子育てのほめ方とタイミングについて解説します!
この記事を読むメリット
- 子育てのほめ方についてわかります
- 子育ての褒めるタイミングがわかります
- 子育てが楽しくなると思います
子育てで一番難しいのは褒めるタイミングです。上手にほめているつもりでも、親の機嫌によって変わってしまったり、大きくなった時に「あの時に、上手にほめておけばよかった」と悩むことがあります。
たくさん本を読んでも、なかなか本の通りにはならないこともあり、不安になることがあります。周りからも、「もっと褒めてあげてね」と言われると、「どのようにほめたらいいのかな」とわからなくなりますよね?
この記事を読んで少しでも子育てのヒントになり、気持ちよく子育てができるようになる方法を解説します。
子供をほめる子育ての理由!
子供を褒める子育てと聞くと、四六時中ほめればいいのかと思ってしまいますよね。「具体的にほめてあげてね」と言われてもどのようにほめていけばよいのか。親になると、上手にほめているのか、子どもにきちんと伝わっているのか不安になりますよね?
大きくなって「あの時に褒めてもらえなかった」と言われると傷つきますし、小学生ぐらいになると、失敗を恐れてしまう子になったときに、「私の子育て間違っていたのかな?」「褒めていなかったのかな」と子育てに自信なくしてしまいます。小さなうちからほめるというのも、本によって違いますし、迷います。
では、子どもを褒める子育てってそもそも何だろうと疑問に思います。
ほめる子育てとは、子どもにとって「安全基地を作る。」ようなものです。
愛されているという気持ちや守られているという、安心感を作ることです。毎回「すごいね」などとほめていると、しんどくなってしまいます。子どもが「見て」などと言われたときに、笑顔で「にこっ」としたり、頭をぽんぽんとしてくれるだけでも子どもは褒めてくれると思います。
子供を褒めるメリットの具体的な目的☆
子供を褒めてはいるけど、褒めることのメリットは何でしょうか!
子供を褒めてあげないと思いますし、ほめることはいいとはわかっているけれど、メリットって具体的には何だろうと思いますよね。
ここでは、その「具体的に」を解説します。
褒めた時に子どもがうれしい顔をすることが大切
子供が、「ママ見て!」って言ったときに、「すごいねぇ」「これができているってママうれしい」などと、「○○できるのってすごいいい子」なんてつい言ってしまうことがありますよね。
「できるといい子」イコール「できないとダメな子」と子どもが変換してしてしまう可能性があります。
なので、「その一言で元気になる」と思えるように「すごいね」「よかったね」と言ってあげることです。
私たちもそうですが、「たくさんの言葉より、優しい態度」です。むやみやたらに具体的にたくさん褒めるたり、オーバーアクションをするのではなく、笑顔でいてあげることが一番です。
子供褒める?よくないことの例☆5選
赤ちゃんの時は、いつでも笑顔でいることが多く、「何をしても目に入れても痛くない」と言います。しかし、大きくなっていくと周りや兄弟と比べてしまうことが多くなるでしょう。
褒めることは必要だと感じていても、なかなか実践できないところもあります。では、よくない言葉やよくない態度など、「よくないこと5選」として紹介します。
ついご褒美をあげちゃう
おもちゃやお菓子をご褒美にあげてしまったり、You Tuhbeをみせてあげてしまうことがありますよね。その時は喜んでくれたり、頑張ってくれるのでつい何度もあげてしまいます。しかし、子供も成長します。要領よく「お菓子やYou Tube見せてくれるならやる。」というようになる可能性もあるので、ご褒美をあげるのはやめておきましょう。
ほかの子供や兄弟姉妹と比べてしまう
保育園や小学校に入るとつい「あの子はできるのに」や「お兄ちゃんやお姉ちゃん」または、「弟や妹」と比べてしまうことが多くなります。しかし、「兄弟姉妹や、ほかの人に勝てば褒めてもらえる」と思うようになると、自分を卑下したり、他人をにて優越感を抱いたりします。兄弟姉妹に競争心を抱くようになると、喧嘩で口論で暴言が激しくなります。
親の理想とする行動しか褒めない
「片付けしてくれると嬉しい」や「学校や保育園の準備をしてくれると褒める」など、大きくなるとつい言ってしまうこともあります。しかし、それは親の都合でもあります。「片付けや準備をしないと褒められない」と思うようになり、自己肯定感が低くなります。
当たり前のことではありますが、親の顔色をうかがわなくても自分の力でできる子供になるためには、ほかのところでほめてあげるようにもしましょう。
結果ばかりに注目している
努力した過程を褒めずに結果だけを褒めることがあります。「点数が良かった」「お店で騒がなかった」など、そこでほめてしまうことは親とするとつい目が行くところです。
しかし、結果は努力した先にあるものです。なので、努力を褒めてあげることも必要です。「点数が良かった」ではなく、「理解できていてよかった」や、「お店で騒がなかった」ではなく「一緒についてきてくれてうれしい」など、言い回しを少し変えてあげると、結果を残さなければいけないというプレッシャーで失敗を恐れない子供になるでしょう。
褒められることが目的化する
褒められてばかりだと、「親に褒められることが最優先」になってしまいます。すると「自分のしたいこと」と「褒められるからすること」との違いや境界線がわからなくなってしまいます。すると、失敗を恐れてしまったり、難しい問題に対しては「できない」と初めからやらなかったり、いざという時に力が発揮できなくなります。なので、気が向いたときに褒める。いい塩梅というと難しいですが、日常生活の中で、「成長したな」と思えるところに褒めるスポットを当ててあげることが良いと思います。
褒めるタイミングで子供は喜んでくれる!
子供を褒めるのは難しいと思ってします。周りや環境によって、どうしても褒めたいのにタイミングが難しいと思います。
しかし、子供を褒めるタイミングは意外に簡単であることはご存じでしょうか。「え?」と不思議に思うでしょう。
例えば、子供とのコミュニケーションで絵を描いてくれたり、料理をしてくれたり、気を使ってくれたときなど、親がうれしいと思ったタイミングで「ありがとう」と伝えてあげましょう。
「小さなときはできなかったけど、大きくなってここまでできたのね」と伝えてあげる。
褒める子育てと考えると難しいと思うかもしれません。しかし、子供からすると「話を聞いてくれた」「感謝の気持ちを伝えてくれた」など、私たちからしても、うれしいと感じることをすると、必然と褒める子育てになるのではないでしょうか。
子供のほめ方のポイント☆
子供のほめ方は色々です。親が育った環境や、兄弟、姉妹がいるなどの子供の環境によっても違います。
しかし、いちばん大切にしてほしいのは、しっかりと目を見て聞いてあげることです。相づちをうちながらも、話を遮らないようにしましょう。
そして、子供が話し終わったあとに、「そうなんだ。よかったね。」などとあまり具体的に「どこがよかった。」などと言うのではなく過程を褒めてあげることです。
「ママ、これのどこが好き?」など、子供からの質問に対しては、ご自身の意見なので、率直に答えてあげてもいいでしょう。
兄弟、姉妹が話の途中で、話を遮ろうとしても、「今話を聞いているから待っていてね。」などと、待ってもらって下さい。話が終わるまで、待つということは我慢の勉強にもなりますし、ぜひチャレンジしてみてください。
小学校に入るとテストなどが出てくるので、100点であっても、100点でなくても、頑張った成果を褒めてあげると子供は喜びます。
子供をほめる子育てと褒めるメリットのまとめ
いかがでしたでしょうか。子育てにおいて、「ほめる」ということは、簡単そうで難しく、大きくなってから「あの時に、きちんとしておけばよかった」と後悔することが多いです。
テキスト通りにいかず、イライラしてしまい、三日坊主で終わってしまうこともあると思いますし、夜になり、ふと、「あの時、ほめておけばよかった。」と思ってしまうこともあります。
ほめることに、深く考え過ぎないようにしてください。子供であっても、目を見てしっかりと向き合ってあげると、自己肯定感もあがりますし、もしかしたら、心にゆとりをもって子育てできるかもしれません。
肩の力を抜いて、親が褒めたいタイミングでほめてあげれば、きっと子育ても楽しくなりますし、上手にほめるようになると思います。